
教育目標・概要
性暴力対応看護師(以下、SANE)養成プログラムは、性暴力被害者の多様なニーズに対するケアを総合的に提供するために、構造化されたプログラムです。米国は、SANE プログラムが定着した病院では、司法面接のための環境が整っているため、性暴力被害者が警察に行く必要はなく、性感染症や緊急避妊の処方箋、医師による定期的なコンサルテーションなどが確実に提供されます。米国の国際フォレンジック看護学会(IAFN: the International Association of ForensicNurses )は、 SANE 教育ガイドラインを作成しました。2019 年には、日本フォレンジック看護学会は、IAFN の協力を得て、米国SANE 教育ガイドラインに基づいて、小児、思春期、成人を対象とした内容を組み合わせた 64 時間のコアカリキュラムを提示し、日本のコースワークの基本としました。本SANEプログラムは、コアカリキュラムに沿っています。 教育目標は、性暴力被害者に、高度な専門看護実践として包括的で患者中心のケアを提供できる知識とスキルの習得です。
SANE 教育コースと臨床スキルトレーニング終了時には、SANE は、急性期対応や法医学的検査、検体採取、身体所見などを記録するスキルに加えて、性感染症 (STD)やその他の非急性医療問題に関する情報、治療、紹介を提供するための知識とスキルを修得します。妊娠リスクの評価やリプロダクティブ・ヘルスサービスを含む治療選択肢や、アドボケイト、児童相談所、弁護士などを含む性暴力被害対応チームと協力して作業するための知識とスキルを修得します。
こんな方に

本領域に興味を持っている、性犯罪・性暴力対応の活動に携わっている、または今後予定がある看護職(愛知県外の方も受講可)の方が対象の講座です
看護職以外の方で、本領域に興味がある方は、こちらのプログラムがオススメです。
プログラムについて
申込み・受講の流れ
講義スケジュール
| No. | 日付 | 開催方法 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 1 | 2026年 10月3日(土) | ZOOM | オリエンテーション/フォレンジック看護の概要(長江美代子) 病院拠点型ワンストップ支援センターの現状と課題(片岡笑美子) DVと性暴力(SAFER101)(NPO法人レジリエンス) トラウマを抱えた子どもたちの支援(NPO法人レジリエンス) |
| 2 | 2026年 10月4日(日) | ZOOM | トラウマを抱えた子どもたちの支援(NPO法人レジリエンス) |
| 3 | 2026年 10月17日(土) | ZOOM | 児童相談所における性的虐待ケースの分析、脳への影響(丸山洋子) 支援が行き届かい性暴力被害者の理解(LGBTIQ)(安間優希) 女性への暴力と医療/性教育の重要性について(丹羽咲江) |
| 4 | 2026年 10月31日(土) | ZOOM | 被害者のケアにおける職業的・倫理的行動(舘理江) 性犯罪捜査の問題点及び改正刑事法の解説(田中嘉寿子) |
| 5 | 2026年 11月14日(土) | ZOOM | 地域機関との連携/多職種連携SARTチーム(加納尚美) 地域機関との連携/SARTチームの実践(調整中) アクションプランの作成、計画の実行(新井香奈) 男性被害者の理解(山田浩史) 女性への暴力の社会的背景と実態(木全和巳) |
| 6 | 2026年 11月20日(金) または 11月21日(土) | 対面 | RIFCR研修 (NPO法人チャイルドファーストジャパン) 会場:名駅モリシタビル ※2日程のうち、事務局より指定されたどちらか一方の日程でご参加ください。 |
| 7 | 2026年 12月5日(土) | ZOOM | 関連法律の基礎:訴訟、法的補償、秘密、SANEに必要な法知識(犬飼千絵子) 受刑者、高齢者、障害者、言語・コミュニケーションの障壁を持つ対象者の心理社会的課題(舩山健二) SANE性教育の実際(加藤直子、服部律子) |
| 8 | 2026年 12月19日(土) | ZOOM | 性犯罪を取り巻く情勢の変化と警察への届出の意義(小笠原和美) 警察の役割と対応(愛知県警察) 医学的証拠採取、記録、性犯罪・DV、SANEのフォレンジックアセスメント(加藤秀章) 医学的証拠採取、記録、法医学的写真撮影(加藤秀章) |
| 9 | 2027年 1月9日(土) | ZOOM | PTSDのアセスメント(長江美代子) 協働、社会資源、相談窓口(笹原艶子) ケアと持続:演習(奥川ゆかり) |
| 10 | 2027年 1月10日(日) | ZOOM | 性暴力被害者支援で必要とされる性感染症に関わる基礎知識(野口靖之) 尺度を活用したPTSD心理教育(長江美代子) 病院拠点型におけるSANE実践(片岡笑美子) アクションプラン発表 各課題の認識、共有および今後の計画を報告 |
お問い合わせ
一般社団法人 日本フォレンジックヒューマンケアセンター
お問い合わせは以下の専用フォームよりお願いします。
後援
愛知県防災安全局県民安全課
日本福祉大学 社会福祉総合研修センター
一般社団法人 日本フォレンジック看護学会
