【セミナー報告】愛知県・愛知県立大学共催「性暴力被害防止セミナー」にて登壇

2026年7月15日(水)、愛知県立大学長久手キャンパス(学術文化交流センター地下1階 多目的ホール)にて開催された、愛知県・愛知県立大学共催の「性暴力被害防止セミナー」に、当センター代表理事の片岡笑美子と長江美代子が講師として登壇いたしました。
本セミナーは、20歳代以下の若年層に多く発生している性暴力被害の実態を知り、被害防止のためにできることや、被害者に対する支援について学ぶことを目的に開催され、大学生をはじめ多くの県民の皆様にご参加いただきました。また、愛知県警察本部生活安全部生活安全総務課による防犯講話「性犯罪被害防止のための予防策」も行われました。

セミナーのポイント

  • 性暴力被害の実態と支援活動(講師:代表理事 片岡笑美子)
    片岡からは、多機関多職種連携による病院拠点型ワンストップ支援センターの構築や、SANE(性暴力対応看護師)の人材育成といった当センターの実践を交えながら、被害の深刻な実態と必要とされる包括的な支援活動について講演いたしました。
  • 性暴力被害者のトラウマ・PTSD(講師:代表理事 長江美代子)
    長江からは、目に見えない心への影響に焦点を当て、性暴力被害者が抱えるPTSDの深刻さについて解説しました。周囲の支援者が持つべき「トラウマインフォームドケア(何が問題かではなく、何が起きたのかという視点)」の重要性について、具体的な回復支援の知見を共有しました。

当日は53名の方々にご参加いただきました。事後アンケート(43名回答)では、33名の方から「大変良かった」との非常に高い評価をいただいております。

受講された皆様からは、

  • 「自分の身の回りでも十分に起こりうることだと実感した」
  • 「被害に遭われた方に対して『あなたは悪くない』と声をかける重要性を学んだ」
  • 「二次被害の現状や、被害の影響としてのPTSDの深刻さを知ることができた」
  • 「トラウマインフォームドケアの視点など、実際に現場や日常生活で活かせる知識を得られた」

といった多くの真摯な感想が寄せられ、私たちが社会へ届けたいと願っていたメッセージを、参加者の皆様にしっかりと受け止めていただくことができました。
当センターは、今後もメディアやセミナーを通じた情報発信を継続し、性暴力の現状を社会に伝え、誰もが適切なケアを受けられる社会の実現に向けて取り組んでまいります。